沿革

三井化学アグロの歴史

 三井化学アグロの農薬は大正10年(1921)に初の国産化学合成農薬「クロルピクリン」を合成・販売したことに始まり、約90年の歴史を有しています。 また、三井化学アグロのアメニケア事業は1961年にシロアリ防除事業を開始して以来、「皆様の健康で安心な生活のサポート」を合言葉に事業を展開してまいりました。
これまで、日本の農業や生活環境に大きな変化をもたらしてきた当社の事業について、そのいくつかを紹介します。

主な受賞内容
大河内記念賞
 毎年、各方面からのご推薦に基づき、わが国の生産工学、生産技術の研究開発、および高度生産方式の実施等に関する顕著な功績に対し、次の要領により大河内賞を贈呈しています。

 1975年 タチガレンの開発・企業化
 1986年 ピラゾール系除草剤
 1987年 「ナプロアニリド」の開発
 1993年 「トレボン」の開発
 1998年 ミルベメクチン剤

日本農薬学会賞
 農薬の科学・技術の発展に寄与する顕著な業績をあげた者(業績賞).業績により研究と技術の2種類などがある。

 1988年 「サンバード」の開発
 1989年 「トレボン」の開発
 1994年 ミルベメクチン剤の開発
 1997年 「ネビジン」の開発
 2005年 「マトリック」の開発、「スタークル」の開発

その他
 1998年 「クサトリエースジャンボ」の開発(日本雑草学会技術賞)
 2003年 「ランネート45DF」プラスティックボトル
       (日本パッケージングコンテスト適正包装賞)




タチガレンの開発

 昭和46年(1971)に発売したタチガレンは、苗立枯病の防除と健苗育成効果を併せ持ち、当時普及し始めた水稲機械移植の普及に大きく貢献するとともに、農家を水稲移植(手植え)の重労働から解放しました。

DL粉剤の開発

 昭和40年代の水田用殺虫剤・殺菌剤は粉剤が主流で、散布時の粉立ちが環境問題となっていました。三共は、粉立ちを抑える「DL(Drift Less)粉剤」を開発し、昭和50年(1975)頃から順次発売しました。さらに三共はこの技術を他社に広く開放し、農家の悩みであった農薬散布時の粉立ち軽減に貢献しました。
 現在、国内で販売されている水稲本田用粉剤のほとんどがDL粉剤となっています。

水田一発除草剤の開発

 従来、水田除草は雑草の発生に合わせて2回から3回の除草剤を散布する必要がありました。三共は昭和57年(1982)、1回散布するだけで水田の除草が完了するという画期的な除草剤(水田一発除草剤)クサカリンを上市しました。本剤はピーク時の昭和61年には約56万ha(日本の水田面積の20%強)で使用されました。一発除草剤の登場で、米作農家は作業時間と労力を大幅に短縮することができました。
 現在、国内の水田ほとんどに、水田一発除草剤が使用されています。

投げ込み剤の開発

 「田んぼに入ることなく、病害虫や雑草の防除ができたら…」は昔から農家の大きな夢でした。三共は、いもち病防除剤「コラトップパック」を平成6年(1994)に発売、水田除草場面では平成7年以降、日本初のジャンボ剤「クサトリージャンボ」を皮切りに、「クサトリーEジャンボ」、「クサトリエースジャンボ」を順次発売し、水田除草剤市場におけるジャンボ剤の位置付けを確立させました。

水稲除草用の投げ込み剤は「ジャンボ剤」と呼ばれています。

年表

 2009年4月、三井化学株式会社の農業化学品事業と三共アグロ株式会社は統合し、「三井化学アグロ株式会社」が誕生しました。
当社のこれまでの歩みをご紹介します。

は三井化学の沿革

1899年
三共商店 設立
1913年
三共株式会社 設立
1921年
わが国初の合成農薬クロルピクリンの製造・販売
1939年
滋賀県に野洲川工場を開設
1946年
大牟田工場で土壌くん蒸剤「クロルピクリン」生産開始
1951年
北海三共株式会社を設立
1961年
三共のシロアリ防除事業開始
1962年
九州三共株式会社を設立
1964年
水田用除草剤「MO」発売開始
三共ライフテック株式会社前身の特品営業部設立
1968年
三井化学工業株式会社と東洋高圧工業株式会社が合併し、三井東圧化学株式会社が設立
1969年
水田用除草剤「MO」大河内記念技術賞受賞
1971年
殺菌剤「タチガレン」を発売
1972年
殺虫剤「カルホス乳剤」を発売
1974年
三井東圧化学農医薬事業部東京販売部を母体に、三井東圧農薬株式会社が設立
殺虫剤「オフナック」発売開始
1975年
タチガレンの開発・企業化により第21回大河内記念技術賞を受賞
1977年
DL剤(粉剤のドリフト防止剤)の開発
1978年
殺虫剤「カルホス微粒剤F」を発売
1979年
水田用除草剤「ウリベスト」発売開始
1980年
ピラゾール系水田除草剤「サンバード」を発売
1982年
水田用初期一発除草剤「クサカリン」を発売
1984年
水田用除草剤「ナプロアニリド」科学技術庁長官賞受賞
水稲用殺菌剤「タチガレエース粉剤」を発売
1986年
水田用除草剤「シンザン」発売開始
ピラゾール系除草剤の開発と製造法の確立により第32回大河内記念生産賞を受賞
1987年
水田用除草剤「ナプロアニリド」大河内記念生産賞受賞
殺虫剤「トレボン」発売開始
水稲用殺菌剤「タチガレエース液剤」を発売
水田用一発除草剤「ザーク」を発売
水稲用殺菌剤「シラハゲン粉剤S」を発売
1988年
水稲用殺菌剤「モンガード」を発売
「サンバード」の開発により日本農薬学会業績賞を受賞
1989年
殺虫剤「トレボン」日本農薬学会業績賞(技術)受賞
1990年
殺虫剤「トレボン」有機合成化学協会賞受賞
殺ダニ剤「ミルベノック乳剤」を発売
1992年
土壌殺菌剤「ネビジン」発売開始
1993年
殺虫剤「トレボン」大河内記念技術賞受賞
殺ダニ剤「コロマイト乳剤」を発売
1994年
株式会社三共緑化 設立
殺ダニ剤ミルベメクチンの開発により第16回日本農薬学会賞を受賞
1996年
茎葉処理除草剤「三共の草枯らし」を発売
1997年
三井東圧化学株式会社と三井石油化学株式会社が合併し、三井化学株式会社が設立
殺ダニ剤「アニバース」発売開始
土壌殺菌剤「ネビジン」日本農薬学会業績賞(技術)受賞
水田用投げ込み型一発除草剤「クサトリエースジャンボ」を発売
殺ダニ剤「コロマイト水和剤」を発売
1998年
「ミルベマイシンの発見と農業用殺ダニ剤ミルベメクチンおよび動物駆虫剤ミルベマイシンオキシムの開発」により第44回大河内記念生産賞を受賞
2002年
殺虫剤「スタークル」、「アルバリン」発売開始
2003年
園芸用殺菌剤「サンリット水和剤」を発売
三共株式会社よりアグロ事業部門を会社分割し、三共アグロ株式会社を設立
三共株式会社より特品事業部門を会社分割し、三共ライフテック株式会社を設立
2005年
三井東圧農薬株式会社と三中化学株式会社、三東化学工業株式会社が統合し、三井化学クロップライフ株式会社が設立
殺虫剤「スタークル」日本農薬学会業績賞(技術)受賞
九州三共株式会社営業部門を三共アグロ株式会社の福岡支店、生産部門を宇都宮化成工業株式会社の鳥栖工場として三共アグロユニットの再編実施
2007年
三共ライフテック株式会社のアメニケア事業部門を承継(2月1日)
株式の譲渡により、三井化学グループの一員となる。(4月1日)
三共アグロ株式会社と三井化学クロップライフ株式会社が統合。新会社の社名は「三共アグロ株式会社」を継承。(10月1日)
2009年
三井化学株式会社の農業化学品事業と三共アグロ株式会社が統合、新会社「三井化学アグロ株式会社」を創立(4月1日)
2012年
会社分割により船岡工場・新城工場を宇都宮化成工業株式会社に承継(1月1日)

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