殺虫剤

17722

ミルベノック乳剤

ミルベノック乳剤

特長

●土中の放線菌が生産する天然物から見出された原体であるため、有機JASに適合した農業でも利用可能な薬剤です*。 ●ハダニ類・サビダニ類・チャノホコリダニなどを広範にカバーします。 ●優れた即効性を有し、ハダニの卵から成虫まで全ステージへ効果を示します。 *:ただし、地方自治体が独自に定める農薬使用基準ではカウントされる場合がありますので、必ず地方自治体の関係機関に確認して下さい。

※基本情報は横にスクロールすることができます。

有効成分
  • ミルベメクチン・・・1.0%
その他化管法該当成分
  • ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(化管法第1種)5.3% アルファ-アルキル-オメガ-ヒドロキシポリ(オキシエタン-1,2-ジイル)及びアルファ-アルケニル-オメガ-ヒドロキシポリ(オキシエタン-1,2-ジイル)並びにこれらの混合物(化管法第1種)4.8%
性状
  • 淡黄色澄明可乳化油状液体
毒性
  • 普通物※
有効年限
  • 5年
危険物
  • 2石-III (指定数量1000L(非水溶性))
包装
  • 500ml×20

※普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

適用表

※適用表の中でスクロールすることができます。

※印刷は適用表PDF又は製品要覧からお願いします。

2018年05月30日現在の内容です。

作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ミルベメクチンを含む農薬の総使用回数
カンザワハダニ
チャノホコリダニ
チャノナガサビダニ
チャノホソガ
チャトゲコナジラミ
コミカンアブラムシ
1000倍 200~400㍑/10a 摘採7日前まで 1回 散布 1回

は有効成分を含む農薬の総使用回数を示すものです。

使用上の注意事項

(1)使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。 (2)ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布むらのないようにていねいに散布すること。 (3)本剤の連続散布は、ハダニ類の本剤に対する抵抗性を増加させるおそれがあるので、できるだけ年1回の散布とし、他の殺ダニ剤との輪番で使用すること。 (4)蚕に長期間毒性があるので、桑葉にかからないように注意すること。 (5)ミツバチに対して軽度の影響があるので、以下のことに注意すること。 1)ミツバチの巣箱に直接かからないようにすること。 2)関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。 (6)散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。 (7)本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意すること。 (8)本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法

(1)誤飲などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。 (2)本剤は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗すること。 (3)原液は皮膚に対して刺激性があるので、散布液調製時には手袋を着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。 (4)散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。

水産動植物に有毒な農薬については、その旨

使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨

危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意すること。

貯蔵上の注意事項

火気をさけ、直射日光の当たらない低温な場所に密栓して保管すること。