殺菌剤

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ベルクート水和剤

ベルクート水和剤

特長

●多くの病害に対して優れた予防効果を示します。 ●適用作物が多く、使いやすい薬剤です。 ●従来の薬剤と異なる作用性を有するため、各種薬剤耐性菌に対しても有効です。

※基本情報は横にスクロールすることができます。

有効成分
  • イミノクタジンアルベシル酸塩(化管法第1種)・・・40.0%
その他化管法該当成分
  • ドデシル硫酸ナトリウム(化管法第1種)・・・3.0%
性状
  • 類白色水和性粉末 45μm以下
毒性
  • 普通物※
有効年限
  • 5年
危険物
包装
  • 100g×100、500g×20

※普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

適用表

※適用表の中でスクロールすることができます。

※印刷は適用表PDF又は製品要覧からお願いします。

2023年04月01日現在の内容です。

作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 イミノクタジンを含む農薬の総使用回数
りんご 黒星病
斑点落葉病
1000~2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 6回以内(但し、開花期以降散布は3回以内) 散布 8回以内(液剤及び水和剤は合計6回以内(開花期以降は3回以内)、塗布剤は2回以内)
輪紋病
褐斑病
すす点病
すす斑病
黒点病
1000倍
なし 黒斑病
黒星病
輪紋病
うどんこ病
1000~1500倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 5回以内 散布 5回以内(塗布剤は2回以内、液剤は1回以内)
もも 黒星病 2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内(休眠期は1回以内)
灰星病
ホモプシス腐敗病
うどんこ病
すすかび病
果実赤点病
1000~2000倍
おうとう 灰星病 1000倍 200~700㍑/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
みかん 灰色かび病 1000~2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
そうか病 1000倍
かんきつ(みかんを除く) 灰色かび病 2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
かき 炭疽病
落葉病
うどんこ病
灰色かび病
すす点病
黒星病
1000~1500倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
キウイフルーツ 果実軟腐病
灰色かび病
貯蔵病害(灰色かび病)
1000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 5回以内 散布 5回以内
小粒核果類(うめ、すももを除く) 黒星病
灰星病
灰色かび病
環紋葉枯病
すす斑病
2000倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
うめ 黒星病
灰星病
灰色かび病
環紋葉枯病
すす斑病
枝枯病
2000倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
びわ 灰斑病
灰色かび病
1000倍 200~700㍑/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
すもも 灰星病 1000~2000倍 200~700㍑/10a 収穫3日前まで 3回以内 散布 3回以内
マンゴー 炭疽病 1000倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 2回以内 散布 2回以内
あけび(果実) うどんこ病 3000倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 2回以内 散布 2回以内
すいか うどんこ病
つる枯病
菌核病
炭疽病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 4回以内 散布 4回以内
メロン うどんこ病
つる枯病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 5回以内 散布 5回以内
かぼちゃ うどんこ病 1000~2000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 4回以内 散布 4回以内
ズッキーニ うどんこ病 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 7回以内 散布 7回以内
きゅうり 褐斑病 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 7回以内 散布 7回以内
うどんこ病
灰色かび病
炭疽病
2000~4000倍
うり類(漬物用) うどんこ病
つる枯病
炭疽病
2000~4000倍 100~300㍑/10a 収穫3日前まで 5回以内 散布 5回以内
なす すすかび病
灰色かび病
うどんこ病
3000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
アスパラガス 茎枯病
斑点病
褐斑病
1000倍 100~500㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内
たまねぎ 灰色かび病
灰色腐敗病
小菌核病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 5回以内 散布 5回以内
ねぎ 葉枯病
さび病
黒斑病
2000倍 100~300㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
にんにく 葉枯病 1000~1500倍 100~300㍑/10a 収穫3日前まで 3回以内 散布 3回以内
にんじん 菌核病 1000倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 5回以内 散布 5回以内(種子粉衣は1回以内、無人航空機散布は2回以内)
黒葉枯病 500~1000倍
- 乾燥種子重量の0.5% は種前 1回 種子粉衣
トマト 葉かび病
灰色かび病
3000~6000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
ミニトマト 葉かび病
灰色かび病
6000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
レタス 灰色かび病
菌核病
1000~2000倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
キャベツ 菌核病 1000倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
いちご 炭疽病
うどんこ病
1000倍 100~300㍑/10a 育苗期(定植前) 5回以内 散布 10回以内(育苗期は5回以内、本圃では5回以内)
うどんこ病 4000倍 収穫前日まで(生育期)
豆類(種実、ただし、だいずを除く) うどんこ病
炭疽病
褐斑病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
ばれいしょ 夏疫病 500倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内
やまのいも 葉渋病 1000~2000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内(種いもへの処理は1回以内、無人航空機散布は3回以内)
青かび病 - 種いも重量の1% 植付前 1回 種いも粉衣
炭疽病
輪斑病
新梢枯死症(輪斑病菌による)
1000倍 200~400㍑/10a 摘採7日前まで 2回以内 散布 2回以内
たばこ 赤星病
うどんこ病
灰色かび病
1000~2000倍 100~180㍑/10a 収穫10日前まで 2回以内 散布 2回以内
樹木類 炭疽病 1000倍 200~700㍑/10a 発病初期 3回以内 散布 3回以内

は有効成分を含む農薬の総使用回数を示すものです。

使用上の注意事項

(1)本剤はイミノクタジンを含む農薬であるので、他のイミノクタジンを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用すること。 (2)りんごに使用する場合、芽出し2週間すぎから落花後25日ごろまではさび果を生じるおそれがあるので、この時期の散布はさけること。 (3)なしに使用する場合、西洋なし品種ル レクチエはさび果を生じるので使用しないこと。 (4)ももに使用する場合、缶桃14号等の缶詰用品種では葉に薬斑を生じるので使用しないこと。 (5)本剤をおうとうに使用する場合は、着色始期から中期の散布では薬害(着色障害)が生じるおそれがあるので使用しないこと。 (6)かきに使用する場合、西村早生では葉に薬斑を生じるので使用しないこと。 (7)メロンに使用する場合、交配2~3日前から交配2週間後までの幼果の時期には、薬害を生じるおそれがあるので、この時期の散布はさけること。また、若葉への散布や高温時の散布では、薬害を生じることがあるので注意すること。 (8)キャベツに使用する場合、浸透性を高める効果のある一部の展着剤を混用すると薬害を生じる場合があるので、展着剤混用にあたっては事前にその適否を確認すること。 (9)ばらに対して薬害を生じるので、かからないように注意して散布すること。 (10)蚕に対して毒性があるので、桑にかからないように注意して散布すること。 (11)散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。 (12) 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 (13)使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。 (14) 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法

(1)誤飲、誤食などのないよう注意すること。 (2)本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。 (3)本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。 (4)薬液調製時及び使用の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。 (5)作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。 (6)かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。 (7)街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

水産動植物に有毒な農薬については、その旨

(1)水産動植物(藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。 (2)使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨

通常の使用方法ではその該当がない。

貯蔵上の注意事項

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。