殺虫剤

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コロマイト水和剤

コロマイト水和剤

特長

●土中の放線菌が生産する天然物から見出された原体であるため、有機JASに適合した農業でも利用可能な薬剤です。* ●ハダニ類・サビダニ類・チャノホコリダニなどを広範にカバーします。 ●優れた即効性を有し、ハダニの卵から成虫まで全ステージへ効果を示します。 *:ただし、地方自治体が独自に定める農薬使用基準ではカウントされる場合がありますので、必ず地方自治体の関係機関に確認して下さい。

※基本情報は横にスクロールすることができます。

有効成分
  • ミルベメクチン・・・2.0%
その他化管法該当成分
性状
  • 類白色水和性粉末 45μm以下
毒性
  • 普通物※
有効年限
  • 5年
危険物
包装
  • 100g×100、500g×20

※普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

適用表

※適用表の中でスクロールすることができます。

※印刷は適用表PDF又は製品要覧からお願いします。

2024年01月31日現在の内容です。

作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ミルベメクチンを含む農薬の総使用回数
かんきつ ハダニ類
チャノホコリダニ
ミカンキジラミ
2000倍 500~700㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
ミカンサビダニ 2000~3000倍
りんご ハダニ類 2000倍 400~700㍑/10a 収穫前日まで 1回 散布 1回
なし ハダニ類
ニセナシサビダニ
2000倍 400~700㍑/10a 収穫前日まで 1回 散布 1回
いちじく ハダニ類 2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 1回 散布 1回
ぶどう ハダニ類 2000倍 200~700㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
さんしょう(果実) ハダニ類 2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
すいか ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 散布 2回以内
メロン ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
きゅうり ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
なす ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
いちご ハダニ類
シクラメンホコリダニ
2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
ふき ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
食用ぎく ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 1回 散布 1回
きく ハダニ類 2000倍 100~300㍑/10a 発生初期 2回以内 散布 2回以内
げっきつ ミカンキジラミ 2000倍 100~300㍑/10a 発生初期 2回以内 散布 2回以内
ばら ハダニ類 2000倍 100~200㍑/10a 発生初期 2回以内 散布 2回以内
りんどう ハダニ類 2000倍 100~500㍑/10a 発生初期 2回以内 散布 2回以内
作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ミルベメクチンを含む農薬の総使用回数
大粒種ぶどう 温室、ガラス室等密閉できる場所 ハダニ類 150g/10a 15㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 常温煙霧 2回以内
みかん 温室、ガラス室等密閉できる場所 ハダニ類 200g/10a 20㍑/10a 収穫7日前まで 2回以内 常温煙霧 2回以内

は有効成分を含む農薬の総使用回数を示すものです。

使用上の注意事項

(1)ハウスなどの常温煙霧用として使用する場合は下記の注意事項を守ること。 1)煙霧用として使用する場合は、専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧すること。 2)作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉すること。 (2)散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。 (3)ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布むらのないようにていねいに散布すること。 (4)本剤の連続散布は、ハダニ類の本剤に対する抵抗性を増加させるおそれがあるので、できるだけ年1回の散布とし、他の殺ダニ剤との輪番で使用すること。 (5)高温、乾燥時の散布は薬害のおそれがあるのでさけること。 (6)洋なし(ル・レクチェ)に使用する場合は、薬害のおそれがあるので袋かけ後に散布すること。 (7)なすに使用する場合は、効果を落さず薬害をさけるために、炎天下をさけなるべく夕方に散布すること。 (8)ぶどうに使用する場合、果実に汚れが生じるおそれがあるので注意すること。 (9)蚕に長期間毒性があるので、桑葉にかからないように注意すること。 (10)ミツバチに対して軽度の影響があるので、以下のことに注意すること。 1)ミツバチの巣箱に直接かからないようにすること。 2)関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。 (11)適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 (12)本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法

(1)粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。 (2)常温煙霧中はハウス内へ入らないこと。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室すること。 (3)街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

水産動植物に有毒な農薬については、その旨

使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨

通常の使用方法ではその該当がない。

貯蔵上の注意事項

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。