殺菌剤

19884

ベルクートフロアブル

ベルクートフロアブル

特長

●多くの病害に対して優れた予防効果を示します。 ●病原菌の細胞膜に作用し、胞子発芽・発芽管伸長・付着器形成・侵入菌糸形成などを阻止することで病原菌の活動を強力に阻害します。 ●フロアブル剤のため粉立ちも少なく、薬剤の計量が簡単です。また作物の汚れも軽減されています。

※基本情報は横にスクロールすることができます。

有効成分
  • イミノクタジンアルベシル酸塩(化管法第1種)・・・30.0%
その他化管法該当成分
  • 1-ドデカノール(化管法第1種)・・・3.7%
性状
  • 白色水和性粘稠懸濁液体
毒性
  • 普通物※
有効年限
  • 4年
危険物
包装
  • 500ml×20

※普通物:「毒物及び劇物取締法」(厚生労働省)に基づく、特定毒物、毒物、劇物の指定を受けない物質を示す。

適用表

※適用表の中でスクロールすることができます。

※印刷は適用表PDF又は製品要覧からお願いします。

2024年02月28日現在の内容です。

作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 イミノクタジンアルベシル酸塩を含む農薬の総使用回数
りんご 斑点落葉病
黒星病
輪紋病
褐斑病
すす点病
すす斑病
1000~1500倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 6回以内(但し、開花期以降散布は3回以内) 散布 8回以内(液剤及び水和剤は合計6回以内(開花期以降は3回以内)、塗布剤は2回以内)
黒点病 1000倍
なし 黒斑病
黒星病
輪紋病
うどんこ病
1500倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 5回以内 散布 5回以内(塗布剤は2回以内、液剤は1回以内)
すもも 灰星病 2000倍 200~700㍑/10a 収穫3日前まで 3回以内 散布 3回以内
うめ 黒星病
灰色かび病
すす斑病
2000倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
小粒核果類(うめ、すももを除く) 灰星病 2000倍 200~700㍑/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
おうとう 灰星病 1000~2000倍 200~700㍑/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 3回以内
もも 灰星病
ホモプシス腐敗病
黒星病
1000~2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内(休眠期は1回以内)
ネクタリン 灰星病
ホモプシス腐敗病
黒星病
1500~2000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
みかん そうか病
貯蔵病害(軸腐病)
1000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
灰色かび病
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
貯蔵病害(黒腐病)
1000~2000倍
灰色かび病 10倍 4~5㍑/10a 無人航空機による散布
20倍 8~10㍑/10a
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
10倍 4~5㍑/10a
20倍 8~10㍑/10a
かんきつ(みかんを除く) そうか病
貯蔵病害(軸腐病)
幹腐病
1000倍 200~700㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
灰色かび病
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
貯蔵病害(黒腐病)
1000~2000倍
灰色かび病
貯蔵病害(青かび病)
貯蔵病害(緑かび病)
10倍 4~5㍑/10a 無人航空機による散布
20倍 8~10㍑/10a
くり 実炭疽病 1000倍 200~700㍑/10a 収穫14日前まで 2回以内 散布 2回以内
キャベツ 菌核病 1000倍 100~300㍑/10a 収穫28日前まで 3回以内 散布 3回以内
レタス 菌核病 1000倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布 3回以内
にんじん 黒葉枯病
うどんこ病
斑点病
菌核病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫14日前まで 5回以内 散布 5回以内(種子粉衣は1回以内、無人航空機散布は2回以内)
斑点病 8倍 2㍑/10a 2回以内 無人航空機による散布
らっきょう 灰色かび病 1000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内
たまねぎ 灰色かび病
灰色腐敗病
小菌核病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 5回以内 散布 5回以内
すいか 炭疽病
うどんこ病
菌核病
つる枯病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 4回以内 散布 4回以内
メロン うどんこ病
菌核病
つる枯病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 5回以内 散布 5回以内
かぼちゃ うどんこ病 1000~2000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 4回以内 散布 4回以内
きゅうり 灰色かび病
うどんこ病
褐斑病
炭疽病
菌核病
黒星病
2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 7回以内 散布 7回以内
にがうり うどんこ病 4000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
なす 灰色かび病
うどんこ病
すすかび病
黒枯病
褐紋病
2000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
トマト 灰色かび病
葉かび病
うどんこ病
すすかび病
2000~4000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 3回以内
ミニトマト 灰色かび病
葉かび病
うどんこ病
すすかび病
斑点病
4000倍 100~300㍑/10a 収穫前日まで 2回以内 散布 2回以内
いちご 炭疽病
うどんこ病
輪斑病
1000倍 100~300㍑/10a 育苗期(定植前) 5回以内 散布 10回以内(育苗期は5回以内、本圃では5回以内)
うどんこ病 2000~4000倍 収穫前日まで(生育期)
灰色かび病
炭疽病
黒斑病
2000倍
アスパラガス 褐斑病
斑点病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫開始7日前まで 5回以内 散布 5回以内
斑点病 8倍 1.6㍑/10a 無人航空機による散布
やまのいも 炭疽病
葉渋病
1000倍 100~300㍑/10a 収穫7日前まで 5回以内 散布 5回以内(種いもへの処理は1回以内、無人航空機散布は3回以内)
葉渋病 12倍 3㍑/10a 3回以内 無人航空機による散布
青かび病 200倍 - 植付前 1回 1~10分間種いも浸漬
やまのいも(むかご) 青かび病 200倍 - 植付前 1回 1~10分間種いも浸漬 1回
炭疽病
新梢枯死症
輪斑病
1500~2000倍 200~400㍑/10a 摘採7日前まで 2回以内 散布 2回以内
アイリス 青かび病 100倍 - 植付前 1回 10分間球根浸漬 8回以内
200倍 30分間球根浸漬
チューリップ 褐色斑点病
灰色かび病
1000倍 100~300㍑/10a 発病前~発病初期 8回以内 散布 8回以内
作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 イミノクタジンアルベシル酸塩を含む農薬の総使用回数
きゅうり 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 灰色かび病
うどんこ病
褐斑病
炭疽病
菌核病
黒星病
150mL/10a 10㍑/10a 収穫前日まで 7回以内 常温煙霧 7回以内
なす 温室、ガラス室、ビニールハウス等密閉できる場所 灰色かび病
うどんこ病
すすかび病
黒枯病
褐紋病
150mL/10a 10㍑/10a 収穫前日まで 3回以内 常温煙霧 3回以内

は有効成分を含む農薬の総使用回数を示すものです。

使用上の注意事項

(1)使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。 (2)本剤はイミノクタジンを含む農薬であるので、他のイミノクタジンを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲で使用すること。 (3)5℃以下では増粘あるいは固化により、容器から取り出しにくくなることがあるので、50℃以上の湯に容器の肩まで浸し、1時間以上経過した後、室温まで放置し、よく振ってから使用すること。 (4)本剤をおうとうに使用する場合、着色期の散布では薬害(着色障害)が生じるおそれがあるので使用しないこと。 (5)りんごの落花直後から落花後25日ごろまではさび果を生じるおそれあるので、かからないように注意すること。 (6)西洋なしの品種ル レクチエではさび果を生じるので使用しないこと。 (7)缶桃14号等の缶詰用品種のももでは葉に薬斑を生じるので、かからないように注意すること。 (8)かきの品種西村早生では葉に薬斑を生じるおそれあるので、かからないように注意すること。 (9)幼果期のメロン、ばらに対して薬害を生じるおそれあるので、かからないように注意すること。 (10)キャベツに使用する場合、浸透性を高める効果のある一部の展着剤を混用すると薬害を生じる場合があるので、展着剤混用にあたっては事前にその適否を確認すること。 (11)やまのいも(むかご)に使用する場合、種いも(やまのいも)を浸漬処理すること。 (12)本剤をチューリップに使用する場合、花弁に薬害が生じるおそれがあるので、出蕾期以前に使用すること。 (13)蚕に対して毒性があるので、桑にかからないように注意すること。 (14)散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。 (15)無人航空機による散布を行う場合には、次の注意事項を遵守すること。 1)散布機種の散布基準に従って行うこと。 2)散布機種に適合した散布装置を使用すること。 3)散布中に薬液の漏洩がないよう、事前に機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。 4)散布薬剤の飛散によって他の動植物等に影響を与えないよう、散布区域の選定に注意するとともに、散布区域内の諸物件に十分留意すること。 (16)常温煙霧処理する場合には、次の事項に注意すること。 1)専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧すること。特に常温煙霧装置の選定及び使用に当たっては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 2)作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉すること。 (17)本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。 (18)適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法

(1)誤飲などのないよう注意すること。 (2)本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。 (3)薬液調製時及び使用の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。 作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。 (4)作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。 (5)常温煙霧中はハウス内へ入らないこと。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室すること。

水産動植物に有毒な農薬については、その旨

(1)水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。 (2)無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意すること。 (3)浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。 (4)使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

引火し、爆発し、又は皮膚を害する等の危険のある農薬については、その旨

通常の使用方法ではその該当が無い。

貯蔵上の注意事項

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管すること。