エトフェンプロックス(Etofenprox)

エトフェンプロックスは三井化学アグロが創出・開発した殺虫剤原体です。農業だけでなく、ペットのノミ・ダニ防除やマラリアを媒介する蚊の防除など幅広い場面で使用されています。広範な害虫をカバーする優れた殺虫活性に加え、忌避効果や産卵抑制、人畜への毒性の低さなど数々の特徴を併せ持っています。
エトフェンプロックスは日本国内の農業場面では主に「トレボン」の商品名で親しまれ、ジノテフランとともに水稲の基幹防除剤のひとつに数えられるほか、豆類・野菜・花・樹木など様々な作物の害虫を防除できる薬剤として普及しています。
世界的にも韓国・インドの水稲、イタリア・ドイツ・スペインなど欧州の果樹・かんきつ・菜種油、ブラジルの果樹・かんきつなどの生産場面を支える薬剤のひとつです。
非農業場面でもPCO(※1)、ペット、ベクターコントロール(※2)、家庭用殺虫剤などの用途で、世界で活用されています。

エトフェンプロックスの使用用途
農業分野 PPM分野
主な対象害虫 ウンカ、カメムシ、ケムシ、アブラムシ など カ、ハエ、ゴキブリ、ノミ、ダニ、シロアリ
主な対象作物・分野 イネ、野菜、果樹、花卉類、樹木類 など PCO、ペット、ベクターコントロール、家庭用殺虫剤
代表的な製品名 トレボン™  など ベルミトール™、エコロフェン™ など
主な販売国 日本、韓国、インド、インドネシア、イタリア、ブラジル など 日本、アメリカ、ブラジル、トルコ、フィリピン、フランス、スペイン
  • PCO・・・Pest Control Operator(害虫駆除業者)
  • ベクターコントロール・・・感染症を媒介する害虫の駆除